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クロロカーボンに関する品質規格

クロロカーボンの品質規格は、日本工業規格(JIS)に定められていましたが、JIS規格の見直し及びISO規格の廃止により、JIS規格が廃止となりました。当協会は平成14年10月に、品質自主規格を定めました。
規格は、技術の進歩、あるいは社会ニーズの変化とともに改訂されるべきものと考えております。これからもより適切な品質規格になるように努めていきます。

クロロカーボンの品質規格値は表1-1~表1-5の通りである。

表1-1 JAHCS-01 塩化メチル
参考 1.塩化メチルの沸点は、-23.7℃である。
2.塩化メチルの比重は、液体(20/4℃)で0.920である。
項  目品  質
純度 %99.5以上
不揮発分 %0.0030以下
酸分(HClとして) %0.0015以下
水分 %0.010以下
表1-2 JAHCS-02 塩化メチレン
項  目品  質
外観浮遊物及び沈殿がないこと
色(ハーゼン単位)15以下
純度(GC) %99.0以上
水分 %0.05以下
不揮発分 %0.002以下
酸分(HClとして) %0.01以下
遊離塩素試験適合
表1-3 JAHCS-03 クロロホルム
項  目品  質
外観浮遊物及び沈殿がないこと
色(ハーゼン単位)15以下
純度(GC) %99.0以上
水分 %0.05以下
不揮発分 %0.001以下
酸分(HClとして) %0.001以下
遊離塩素試験適合
表1-4 JAHCS-05 トリクロロエチレン
注  加速酸化試験は、金属の蒸気脱脂に使用する製品について適用する。
項  目品  質
外観浮遊物及び沈殿がないこと
色(ハーゼン単位)15以下
比重(20/20℃)1.460~1.475
水分 %0.01以下
酸分又はアルカリ分
 酸分(HClとして) %
 アルカリ分(NaOHとして) %
 
0.001以下
0.025以下
不揮発分 %0.005以下
遊離塩素検出しないこと
蒸留試験
 初留点 ℃
 95vol%留出温度 ℃
 乾点 ℃
 
85.5以上
88.5以下
91.0以下
加速酸化試験
 試験後酸分(HClとして) %
 
0.02以下
表1-5 JAHCS-06 テトラクロロエチレン
注  残臭は、ドライクリーニングに使用する製品について適用する。
項  目品  質
外観浮遊物及び沈殿のないこと
色(ハーゼン単位)15以下
残臭残臭のないこと
比重(20/20℃)1.620~1.630
水分 %0.01以下
酸分又はアルカリ分
 酸分(HClとして) %
 アルカリ分(NaOHとして) %
 
0.001以下
0.025以下
不揮発分 %0.005以下
蒸留試験
 初留点 ℃
 乾点 ℃
 
120以上
122以下
安定性試験
 銅片腐食量 mg/cm2
 
0.5以下
なお、日本工業規格(JIS)にはクロロカーボンの試薬に関する品質規格値が表1-6 ~ 1-8の通り定められている。
表1-6 JIS K 8161-1996 ジクロロメタン(試薬)
項  目品  質
純度(GC)99.0%以上
水分0.05%以下
不揮発分0.002%以下
酸(HClとして)0.01%以下
遊離塩素試験適合
よう素消費物質試験適合
硫酸着色物質試験適合
安定剤
 2-メチル-2-ブテン
 メタノール
 
0.005%以下
0.7%
表1-7 JIS K 8322-1995 クロロホルム(試薬)
項  目品  質
純度(GC)99.0%以上
水分0.05%以下
不揮発分0.001%以下
酸(HClとして)0.001%以下
塩化物(Cl)1ppm以下
遊離塩素試験適合
アルデヒド試験適合
ケトン試験適合
四塩化炭素0.01%以下
硫酸着色物質試験適合
ジチゾン試験適合性試験適合
エタノール(安定剤)0.3~1.0%
表1-8 JIS K 8666-1992 トリクロロエチレン(試薬)
項  目品  質
純度(GC)99.5%以上
密度(20℃)1.461~1.469g/ml
屈折率n20D1.477~1.479
水分0.01%以下
不揮発分0.001%以下
酸(HClとして)0.001%以下
塩化物(Cl)1ppm以下
アンモニア性硝酸銀還元性物質試験適合
遊離塩素試験適合
硫酸着色物質試験適合
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