クロロカーボンとは

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クロロカーボンとは

クロロカーボン(Chlorocarbons)とは炭化水素の水素原子を塩素原子で置き換えた化合物の総称ですが、当協会に関係するクロロカーボンとは以下の様に、C1(メタン)系塩素化炭化水素4種およびC2(エタン)系塩素化炭化水素3種の計7種の化合物です。

C1系
・塩化メチル(別称クロロメタン、メチルクロライド等)
・塩化メチレン(別称ジクロロメタン、メチレンクロライド等)
・クロロホルム(別称三塩化メタン等)
・四塩化炭素(別称テトラクロロメタン等)
C2系
・トリクロロエチレン(別称トリクロルエチレン等)
・テトラクロロエチレン(別称パークロロエチレン等)
・1,1,1-トリクロロエタン(別称メチルクロロホルム等)

これらのうち、四塩化炭素と1,1,1トリクロロエタンは、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」に基づいて、1996年1月1日以降、許可された用途以外での製造・消費が禁止されました。従って、現在当協会が実質的に関与する物質は、これら2種を除いた5種の塩素化炭化水素となっています。

一般性状

塩化メチルを除くクロロカーボン6種は、いずれも無色透明で、水より重い、特有のにおいを有する液体です。クロロカーボン類が、洗浄用途を中心に広い範囲の産業分野で使用されているのは、次のような優れた特長を持っているためです。

(1) 不燃性で、通常の使用条件では引火・爆発の心配がない。
(2) 脱脂力が大きく、有機物質をよく溶解する。
(3) 粘度・表面張力が小さく、そのため細かい隙間への浸透力が大きい。
(4) クロロカーボンを含む廃液は、容易に蒸留回収・再利用ができる。
(5) 蒸気密度が大きい。
(6) 水との相互溶解度が小さい。

クロロカーボン類は、一般的に有機溶剤とは相互によく溶け合い、油脂類・グリース等をよく溶解します。一方、多くのプラスチック・ゴム等を溶解または膨潤させることがあるので、その使用においては注意が必要です。
これらクロロカーボン類のうち、洗浄用途向けの塩化メチレン、トリクロロエチレン及びテトラクロロエチレンには、通常、使用中の分解を抑え、金属の腐食を防止するなどの目的のため微量の“安定剤“が添加されています。
クロロカーボン類のうち、塩化メチルは他のクロロカーボンとは異なり、常温常圧ではエーテルに似た臭気を有する無色の気体です。出荷時の荷姿はボンベに充填された高圧液化ガスで、高圧ガス保安法により可燃性ガス・毒性ガスに分類されています。
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